2人用ドラフト。

2006年6月25日
◆ミニドラ。

MTGの「コンティニュアス・ドラフト」をアレンジした2人用ドラフトです。勿論、DPA非公式(笑) でもただパック剥くだけじゃつまんないからこう言う遊びをしながら剥いてくのも楽しいと思いますよ。

1.D−0のパックを8パックか10パック用意します。1boxが10パックなので、箱を開けた時に遊んでもいいですし、バランスを取るために様々なエキスパンションを混ぜてみてもいいでしょう。

2.カードの表を見ないで全てのパックを剥き、全カードを混ぜてシャッフルして山札にします。

3.先攻・後攻を決めます。

4.先攻プレイヤーは山札から後攻プレイヤーに見せないようにして4枚を見て、その中から1枚を選んでピックします。

5.残り3枚を後攻プレイヤーに公開します。

6.後攻プレイヤーは残った3枚の中から2枚を選んでピックし、先攻プレイヤーは余った1枚を自分のカードとしてピックします。

7.先攻・後攻を入れ替えて4〜6を繰り返します。


全てのカードをピックし終わったらデッキを組んで勝負します。8パックの場合は取った40枚全てがメインデッキに、10パックの場合は取った50枚のうちの40枚がメインデッキになります。ドラフトなので、レインボールールは採用した方が無難でしょう。
MTGのジャッジをやってらっしゃるアラジンさんの日記より。MTGにおける「プレイヤーのよくある手違い」に関してジャッジの視点から解説をして(http://d.hatena.ne.jp/cdc/20060622)います。これも是非D−0プレイヤーにも目を通して頂きたいと思ってます。特にD−0でジャッジをやろうって言う方ならほぼ必ず目を通して頂きたいくらいの素晴らしい解説です。

なので今回は、その中から幾つか引用して、D−0向けに解説してみたいと思います。

(・・・って言うかコレのD−0編作ってみようかしら。)



7.相手が不正なプレイをしたときに、ジャッジを呼ばない。

これでジャッジを呼ばないとどうなるか。 例えば。6回戦で当たった相手が勘違いして真空独楽をやってしまった。まぁよくあるミスだし、自分もさっき攻撃クリーチャーのキャンセルを見逃してもらったからおあいこだし、まぁ一々ジャッジ呼んで相手の気を害しても何だし、相手もサマ師じゃなさそうで人当たりもよさそうだし、呼ばなくてもいいや…。

…などと、1回戦から6回戦まで貴方の対戦相手は真空独楽を毎ラウンド使って勝ち続け、貴方と、貴方と同じようなプレイヤー5人はサマをされて負けたワケ!! アンタが変な気を利かしたおかげで、サマ師が勝ち続けたんだよ、ジャッジにも気付かれずになっ!!

 どんなプレイミスでも、ジャッジに記録させて下さい。ジャッジがペナルティを出す事で「あれ、こいつ2ラウンドでも3ラウンドでも同じ事してやがる。…ミスのふりしたサマ?」と気付くには、小さな積み重ねからなんで。



真空独楽って言うのは、デッキのトップ3枚の順序を入れ替えられるカードって言うのがあって、それが出てない時に「つい癖で」出てるみたいに入れ替えちゃったりするコトを言います。

そのプレイミスがホントにミスなのか、それともサマなのかって言うコトは記録取ってってやっと気づいたりするんです。注意とか警告とかって言うのはそのために存在するペナルティなんですよ。なので、ご協力お願い致します。



23.カード名を(ラスとか)略したり、(ボロスの兵士とか)間違ったりする。

「これくらいだったら大丈夫だよね」「これくらい、読めないようだったらジャッジの頭悪すぎ」 と考えるのはプレイヤーの自由。どう読むかはジャッジの判断。 自分が高校や大学の入学試験の解答用紙や、就職試験の履歴書に書く時も、「これぐらい、読めないようだったら採用担当者の頭悪すぎ」なんて考えながら、汚く適当に素早く書いてた?

少なくとも、自分がジャッジやってる時には、読めないデッキリストを見る度、2なのか3なのか解読できない数字を読む度に、「このプレイヤーはジャッジを軽んじていて、デッキリストなんざジャッジが解読すれば良い」、と考えていやがるな、と思っとります。

綺麗な字で書け、とは言えない。自分も汚い字だから。でも、ゆっくり落ち着いて書けば、読めない字という事はないから、時間に余裕を持たせてゆっくり書いて欲しい。 それが無理なら、ワープロで打ち出して持参してくるだね。



D−0ではデッキリストでの略称表記が認められる場合が多いのですが、それでも字が汚くて読めなかったり、青黒のデッキでただ「ルドルフ」とか書かれても困るワケなんですよ。「どっちのルドルフやねーん!!」ってコトになりますので。ちなみに読めないデッキリストを提出された場合、ペナルティの対象になる可能性もあります。

そう言うのが分かってるから、アラジンさんと同じくMiyuもそんなに字のキレイな方ではありませんけど、デッキリストの提出を求められれば相手に読めそうな字でちゃんと書くワケですよ。直前までサイドボードが決まらないとか言った都合は分かるのですが、ちゃんとするトコロはちゃんとしないとですよね。

ところで・・・誤記も「大臣人」くらいなら大目に見られるコトも多いですけど、なんでわざわざ線二本足したりするんでしょう?
◆誘発型能力のタイミングに関する問題ですね

関西の方でジャッジをされている樋口 冷泉さんのblog(http://plaza.rakuten.co.jp/senorita/diary/200606080000/
)で面白い問題が提起されていましたので、引用してみます。



大地の塔+妖魔の魔術師=何回も使える。

・・・詳しくは考えてみてください。明日ぐらいに答え出しますので。



解答はこちら(http://plaza.rakuten.co.jp/senorita/diary/200606110000/
)に載っていますが、実はこれってバトル発生してなくても回収できちゃったりします。

何故かって言うと、誘発するタイミングと誘発した物がスタックに乗るタイミングって言うのは別だからなのです。



1. カードの誘発型能力は、テキストに「〜開始時」「〜終了時」「〜した
時」という語句を含む文章で書かれています。これらの語句は、「誘発イ
ベント」と呼ばれます。

2. カードの誘発型能力は、誘発イベントが満たされるたびに、誘発イベ
ントの後に書かれている効果を発揮する能力を自動的に誘発します。誘発
した能力は、誘発した時には何も起こらず、次にいずれかのプレイヤーが
優先権を獲得した時に、スタックに乗せられます。



例えば、「妖魔の魔術師」が手札からスクエアに置かれるコトは誘発イベントが満たされたコトになります。



1. 誘発型能力は起動されず、誘発イベントが満たされた時に自動的に誘
発します。そのため、スペルのプレイや起動型能力の起動できない時でも
誘発することがあります。誘発型能力の支配者は、誘発型能力の発生源の
支配者です。



誘発イベントが満たされた場合、誘発型能力は自動的に誘発しますが、まだここではスタックに乗ってません。「これからスタックに乗るよ〜」ってコトが約束されただけなのです。



2. 誘発型能力が誘発した時には何も起こりません。誘発型能力が誘発し
た後、次に、どちらかのプレイヤーが優先権を獲得した時に、まず、すべ
てのルールエフェクトをチェックして解決した後、(新しいルールエフェ
クトの発生も誘発型能力の誘発もなくなるまで、ルールエフェクトのチェ
ックと解決、誘発型能力の誘発を繰り返した後)、誘発していた誘発型能
力がすべて自動的にスタックに乗せられます。その後、(新しいルールエ
フェクトの発生も誘発型能力の誘発もなくなるまで、ルールエフェクトの
チェックと解決から誘発型能力をスタックに乗せるまでの手順を繰り返
した後)、アクティブプレイヤーが優先権を獲得します



誘発型能力がスタックに乗るよりも前にルールエフェクトのチェックをしなければなりません。そしてルールエフェクトには「中央投下したユニットは即座に墓地に置かれる」と言うコトも含まれますね。

つまり、「大地の塔」が張ってあるラインで手札にいる「妖魔の魔術師」を中央投下すると、次の様なプロセスを経て手札に返ってくるのです。


・「妖魔の魔術師」が手札からスクエアに置かれる=誘発イベント発生。

・「妖魔の魔術師」が墓地に置かれる代わりにエネルギーゾーンに置かれる←ルールエフェクト+置換効果。

・「妖魔の魔術師」の誘発型能力がスタックに乗る→この時に対象として「妖魔の魔術師」を選ぶ。

・「妖魔の魔術師」が手札に返ってくる。



・・・まぁ、往々にして「だから何だ」ってコトになりそうですけど、ルールのお勉強としては良い教材ですね。

「冷徹な覚悟」。

2006年6月12日
◆まず前提。

「冷徹な覚悟」に関していくつか分かりづらい点があるみたいですね。

まず、大原則として覚えておいて欲しいコトは、「冷徹な覚悟」はユニットに能力を与えるカードであるって言うコトです。このカードの効果って言うのは、対象になったユニットのカードテキスト欄に見えないペンで『このカードが参加したバトル終了時に、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象の自分のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。』って言う能力を書き加えるみたいなイメージで捉えると分かりやすいかもしれません。

それじゃあ、それを踏まえていくつかの質問に答えてってみましょう。コレを読んでるヒトも一緒に考えてみてくださいね。

◆一つ目の質問。

「このカードを相手のユニットに対して打ったんですけど、バトル終了時にユニットを墓地に置かなきゃいけないのはどっちのプレイヤーなんですか?」

このゲームで「あなた」って言われた場合、それはそのカードや能力の支配者のコトを指します。そして、上で書いた通り対象にされたユニットのカードテキスト欄には見えないペンで能力が書き加えられてるワケです。

ここまでを踏まえて、以下の状況を考えてみましょう。

バトルをしてる最中にBさんがAさんのユニットに対して「冷徹な覚悟」を打ってきました。そして、その後の勝敗判定の結果Aさんのユニットが勝ちました。それから、バトル終了時って書かれてる効果が誘発するタイミングに「冷徹な覚悟」によって与えられた能力が誘発します。

ここまではいいですね?

さて、それじゃあ問題です。誘発したのは何でしょう? 「冷徹な覚悟」じゃなくって、「冷徹な覚悟」によってユニットに与えられた能力ですよね。じゃあその能力を持ってるユニットの支配者はどっちでしょう? これはAさんですね。と言うコトは、Aさんがユニットを墓地に送らなきゃいけない側ってコトになるのです。

◆二つ目の質問。

「中央投下したユニットにこのカードを打った場合、バトル終了時に他のユニットを墓地に置かなくちゃいけないんですか?」

コレに関してはバトル終了ステップの流れを理解していれば分かると思います。詳しくは、総合ルールを見てもらいたいな、って思うんですけど、簡単に流れだけを説明すると・・・

・勝敗判定をする。

・勝敗判定によって誘発する能力と「バトルステップの開始時」に誘発する能力がある場合、それをスタックに乗せる。

・それが解決した後、スタックが空で両方のプレイヤーが連続して優先権を放棄した時に、両方のユニットが同じスクエアにいたら、攻撃側のユニットがルールエフェクトによって墓地に置かれる。

・またこの時、中央投下ユニットが生き残っていたらルールエフェクトによって墓地に置かれる。

・それらのルールエフェクトを解決した後、「バトル終了時」と書かれた能力が誘発する。


とこんな感じになります。

ところで、最初の方で書きましたけど、「冷徹な覚悟」はユニットに能力を与えるカードですね。そしてその能力は「バトル終了時」に誘発します。けど、能力を与えられたユニットが「バトル終了時」に既に墓地に行ってた場合はどうなるんでしょう?

例えば、「殺意の魔煙キラー」なんかで考えてみましょう。中央投下した「殺意の魔煙キラー」は例えバトルに勝利したとしても「バトル終了時」を待たずに消えていきます。その時、「バトル終了時」にもう一回死んだりしますか? しませんよね。

それと同じ様に、この能力も誘発しません。結果、この質問には「いいえ」と答えるコトになります。
◆GP3予選やります。



日付:6月24日(土) および 7月8日(土)
 場所:要町第一区民集会室会議室
   (東京都豊島区要町1‐5‐1
    東京メトロ有楽町線要町駅徒歩3分)
http://www.mapion.co.jp/c/f?nl=35/43/47.478&;;;el=139/41/56.850&scl=10000&uc=1&grp=all&coco=,&icon=mark_loc,,,,,
 時刻:13:00開場、13:30開始
 当日参加のみ(参加多数の場合抽選)
 参加費200円



2回開催なのはMiyuの分とお師匠サマの分です。で、6月24日の方は多分「ヘッド→お師匠サマ・フロア→Miyu」と言う何かあったら晩御飯抜きの刑な布陣でやるのですが、7月4日の方は蕃茄杯と併催なので、多分Miyu一人になってしまうんですよね。

そこで、7月8日にお手伝いをして下さるジャッジの方を1名募集したいと思っています。条件はこの時点でクラスCジャッジの資格を持っている事とやる気があるって事だけです。経験に関しては問いません。ジャッジ経験無いけど経験値積みたいって言う人でも全然OKです。こちらから出せるのはせいぜいが首都圏以内の交通費とご飯くらいですが、それでも良いぞって方いらっしゃいましたらコメント等でお知らせ下さい。お願い致します。

◆ところで・・・

6月24日ってターパンさんの所も予選やるんですね。しかもお隣の池袋で!!
17:30〜22:00って言う小中学生にはちょっと厳しい時間ではありますけど、もしもウチで芽が無いと思ったら有楽町線で一駅(ん? 二駅の方が近いのかな?)行けばもう一回チャンスが!!

そんなワケで、お互い仲良くやりましょうねぇ〜>ターパンさん。
◆D−0プレイヤーの方にも読んで頂きたいな。

http://d.hatena.ne.jp/cdc/20060602

とある、割とズバズバとモノを言われるMTGのジャッジの方のblogです。本人は暴論って言ってますけど、Miyu的には全然そんな感じはしないですね。むしろジャッジの本音って感じでしょうか?(苦笑)正直、D−0でもプレイヤーにやって頂きたいコトってそんなに変わらないので、D−0のプレイヤーの方にも読んでもらいたいくらいです。

D−0では試合中にメモを取るコトが禁止されてるので、「ライフカウントは、紙で書け!!」ってトコロは違いますけど、「ジャッジは呼ばれる為に居る!!」って言うコトはジャッジの方にもプレイヤーの方にも分かって欲しいな、って本気で思うんですよね。

ジャッジって言うのは公正で円滑なトーナメントの運営のためにいるんですから、それを阻害しそうな状況になったらガンガン呼んじゃっていいんです。

例えば、ルールが分からない時。間違ったルールのままで進んでしまったらトーナメントは確かにほんのちょっとだけかもしれないですけど、絶対に公正ではなくなってしまいます。そう言う時には遠慮しないで呼んで下さい。

例えば、対戦相手が間違って次のカードを見ちゃった時。よくカジュアル向けのトーナメントだと「あ、相手はカード見ちゃったんですけど・・・僕は別にいいですよ?」って言うヒトがいますけど、絶対にジャッジを呼んで下さい。「どうして?」と思うならこう考えてみて下さい。その発言はもしかしたらイカサマを見逃してるかもしれないんだ、と。

◆宣伝。

明日は池袋のイグニスで「Red Fox Cup」をやりますよ〜。



Universal Dimension-Zero Network (UD0N) 主催
ディメンション・ゼロ 構築戦トーナメント
Red Fox Cup

今回は認定申請が間に合わなかった為、非認定で行われます。ご了承下さい。

日時:6/3(土)
受付:13:00-13:50 開始:14:00
※ 当日受付のみです。予約は行いません。

会場:イグニス池袋店 デュエルスペース

定員:16名
※ 会場であるお店側のご事情により、増減する場合があります。

参加費:500円

賞品:
優勝者にディメンション・ゼロ 「仲間たちの絆」 1ボックス。以下3位まで賞品を予定しています。

フォーマット:
ディメンション・ゼロ 構築戦 (「仲間たちの絆」が使用可能です)
 各プレイヤーは、構築済みのディメンション・ゼロのデッキとサイドボードをお持ちください。

トーナメント形式:2本マッチ制スイスドロー4〜5回戦。
 1マッチ40分制限で2ゲームを行います。1ゲーム勝利につき3ポイント、引き分けのゲームは1ポイントで計算し、合計ポイント数で順位を決定します。タイブレイカーはオポネント%を採用します。

その他:
原則として、大会運営はDPAフロアルールに準拠します。
各プレイヤーは筆記用具をお持ちください。

連絡先:UD0N代表 進藤 欣也
wolf@momo.so-net.ne.jp
※この大会に関しまして、会場であるイグニス池袋店への連絡はご遠慮ください。


◆戻り鰹。

もう色々なトコロで騒がれてるのでここで言う必要も無いでしょうけど、2006年6月1日から「大巨人クレーター・メーカー」が制限カードになりました。

DPAが認定するすべての構築戦の大会において、「大巨人クレーター・メーカー」はデッキ・サイドボードに1枚まで入れることができます。

◆マリガンって言われるとゴッドサイダーなんですが。

また、1本制の大会において後攻のみ引き直しが可能になりました。



5、
先攻・後攻が決まった後、それぞれのプレイヤーは5枚の手札を引きます。引いたカードが気に入らなくても、引きなおしをすることはできません。ただし1本制を採用された大会において、後攻のプレイヤーは「その5枚の手札を山札の一番下に好きな順番で加えて、新たにカードを5枚引き直す」という行為が一度だけ出来ます。



要はVS式マリガンですね<わかりづらい。

◆無効化されない。

FAQにも載っていますが、「バイオ・ブラスター」でルール的にちょっと面白いコトが起きます。



バイオ・ブラスター(095)
マインド・コントロール(119)

    QA-700     
この能力を起動して、解決前に相手ユニットが「マインド・コントロール」で違うラインのスクエアに置かれました。この能力は無効化されるのでしょうか? (2006/05/29更新)     
効果の一部だけが無効化されます。対象を複数選ぶ効果は、一つでも対象が残っていれば可能な限り解決しようとします。しかし、不適切な対象であるスクエアに影響を与えることなく実行することができないため、ユニットを動かすことはできません。しかし、ターン終了時に、エネルギーゾーンにある対象のユニットは墓地に置かれます。(回答を補足しました)



何らかの効果によって「自分のユニットのない対象のスクエア」って言うモノが不適切になった場合、エネルギーゾーンのユニットはスクエアには置かれません。ここまでは割とすんなり分かると思います。けど、「バイオ・ブラスター」は「自分のエネルギーゾーンにある対象のユニット」と「自分のユニットのない対象のスクエア」って言う2つの対象を取っているんですね。



3. 対象を選ぶスペルや起動型能力は、テキストで指定された適正な対象
を選べない場合、プレイすることができません。対象を選ぶ誘発型能力が
スタックに乗せられた時、テキストで指定された適正な対象を選べない場
合、スタックから取り除かれます。対象を選ぶスペルや能力が解決される
時、スペルや能力のテキストに書かれているすべての対象が不適切になっ
ている場合、スペルや能力は無効化されます。



そう、スペルや能力は無効化されるのは「すべての対象が不適切になっている場合」のみなんです。だからこの場合は「自分のエネルギーゾーンにある対象のユニット」と「自分のユニットのない対象のスクエア」って言う2つの対象が不適切になってなければ、無効化されないんです。

そして、対象を複数選ぶ効果は、1つでも対象が残っていれば可能な限り解決しようとします。なので、もしも「自分のユニットのない対象のスクエア」だけが不適切になった場合、「自分のエネルギーゾーンにある対象のユニット」って言うのは適切なので、可能な限り解決しようとして・・・「ターン終了時に、そのユニットを持ち主の墓地に置く。」って効果が解決されるんですね。

スクエアに出そうとしたユニットがスクエアに出なかったばかりか、そのまま墓地行きになるって言うのは何だかちょっと気持ち悪い感じですけど、ルール的にはそうなってます。

◆無効化される例。

逆に無効化されるって言うのはどういう状況なんでしょう? これは総合ルールに良い例があるので引用してみます。



5.ルールによってスペルが無効化された場合そのスペルは何も行わない
まま持ち主の墓地へ置かれます。
【例】《エンジェル・ボイス》をプレイしました。その解決前に対象とな
ったユニットが墓地へ置かれてしまい《エンジェル・ボイス》は対象を全
て失った為に無効化されます。《エンジェル・ボイス》はエネルギーゾー
ンに置かれることなく墓地へ置かれます。



本当なら、「エンジェル・ボイス」は効果の解決後にエネルギーゾーンに行くハズのカードなんですけど、全ての対象を失って無効化されてしまったので、テキストに書かれてる効果が無視されて墓地行きになってしまうんですね。

だいぶ・・・@BCC。

2006年5月28日
◆ちょっと待って〜!!(泣)

アマチュアトーナメントのレギュレーションは、シングルエリミネーション・30分1本制。特に大きなトラブルも無くBEST16が決まり、トーナメント表に名前が書かれて行きました。テーブルも少ないので、実質テーブルジャッジがつく様な形で試合が進行して行きます。そして、準々決勝・準決勝が終わった所でMiyuはヘッドジャッジに呼び止められたのでした。

「今からデッキチェックをするんで、手伝って。」

「え〜、決勝でデッキチェックなんて、何かあったら興ざめですよぉ〜。
 せめてBEST16の時点でやりましょうよぉ〜。」

軽口を叩きながら、渡されたデッキをチェックする。

「う〜ん、スリーヴの痛みが酷いなぁ。
 コレは下手すると取り替えてもらうまでありますよぉ。」

なんて言いながら、枚数のチェックに入った時でした。

「???」

デッキレシピには明らかに、「全軍突撃」は3枚入ってるって書いてあります。
けど、実際に見えるのは2枚。あれ? 足りてないよ?

とりあえずそれは置いといて、他のカードの枚数の検証に入ります。あれ? デッキレシピに書いてある「シャイニングテイル・ドラゴン」はどこ? って言うかなんでデッキレシピには1枚も書いてない「自走戦鬼大砲蜘蛛」が2枚も入ってるの?

結果、ヘッドジャッジが下した判断はデュエルロス。1本制トーナメントの決勝戦でデュエルロス。何とも締まらない終わり方です。Miyuの叩いた軽口がホントになっちゃいました・・・。

◆ガチ禁止って・・・

そんなちょっと悲しい終わり方になった大会でしたけど、新エキスパンション発売直後ってコトもあって、観戦してるだけでも面白かったのです。色々な面白そうなデッキにインスパイアされて帰った後さっそくデッキを組んじゃいました。それがとりあえずシードマンって辺りがカジュアルプレイヤーの性ですけどね(苦笑)

カジュアルと言えば、会場ではガチ禁止を謳ったサークルの交流会みたいなのも開かれてました。けど、「ガチ禁止」ってどうなんだろ、ってMiyuは思ったのでした。なんでかって言うと、D−0はまだまだカードの幅も少ないし、定石とかも広く知れ渡ってないゲームなんで、ガチとカジュアルの境目が曖昧だって思うからなんですけど。

例えば、GP2のメタの中心だったゴッド・ルドルフ。コレって元々は「箔押しですげー能力があるんだけど重いユニットを使ってみよーぜ」ってノリのコトから始まって、「実はコレってすげーつえーんじゃん?」ってコトになったって経緯があるってのは有名なハナシですよね?

だとしたら、アナタが使ってるファンデッキが実は物凄いガチデッキだった、って可能性は無くもないワケじゃないですか。Miyuは環境を読み切る能力はあんまし無いんで、何とも言えないんですけど、「動きが面白いから」って理由で組んだ上記のシードマンデッキがメタを制する可能性も無いとは言い切れないでしょう?

そう言うコトを考えると「ガチ禁止」って凄く難しいコトだと思いません?

大会告知。

2006年5月26日
◆そんなワケで宣伝です。



Universal Dimension-Zero Network (UD0N) 主催
ディメンション・ゼロ 構築戦トーナメント
Red Fox Cup

今回は認定申請が間に合わなかった為、非認定で行われます。ご了承下さい。

日時:6/3(土)
受付:13:00-13:50 開始:14:00
※ 当日受付のみです。予約は行いません。

会場:イグニス池袋店 デュエルスペース

定員:16名
※ 会場であるお店側のご事情により、増減する場合があります。

参加費:500円

賞品:
優勝者にディメンション・ゼロ 「仲間たちの絆」 1ボックス。以下3位まで賞品を予定しています。

フォーマット:
ディメンション・ゼロ 構築戦 (「仲間たちの絆」が使用可能です)
 各プレイヤーは、構築済みのディメンション・ゼロのデッキとサイドボードをお持ちください。

トーナメント形式:2本マッチ制スイスドロー4〜5回戦。
 1マッチ40分制限で2ゲームを行います。1ゲーム勝利につき3ポイント、引き分けのゲームは1ポイントで計算し、合計ポイント数で順位を決定します。タイブレイカーはオポネント%を採用します。

その他:
原則として、大会運営はDPAフロアルールに準拠します。
各プレイヤーは筆記用具をお持ちください。

連絡先:UD0N代表 進藤 欣也
wolf@momo.so-net.ne.jp
※この大会に関しまして、会場であるイグニス池袋店への連絡はご遠慮ください。



ちなみに、次回は7/1(土)を予定してます。
って、池袋YSの予選の裏じゃん・・・ヒト来るのかなぁ?(苦笑)

◆絆。

とりあえず一箱だけ買いました。限定版で。
DVDは楽しかったですよ〜。特にGP1の決勝の第二・第三試合は棋譜取ってたコトもあって、思い出深いのです。

引きに関しては・・・まぁ、聞かぬが華ってトコロですかね。
◆MTG話ですが。

最近は色々とやって来る体調の波と戦いつつも、
同居人と夜な夜なシールドやったりウィンストンやったりって生活をしてます。
なんですけど・・・とにかく勝てない!!
う〜ん、まだ強いカードが分かってないんだろうなぁ〜。

PTQとかGPTなんてレベルは要らないですけど、
せめて同居人に勝てるくらいにはリミテッド強くなりたいものです。
誰かに教えを乞いたい気分・・・。

◆予選日程。

さて、GP3の日程も出た事ですし、予選の日程調整しないと。
せめて池袋近辺のお店とは被らない様にしないとダメですね。

−予選開催可能日−

 6月

 10日(土)
 11日(日)
 17日(土)
 18日(日)
 24日(土)
 25日(日)

 7月

 1日(土)
 2日(日)
 8日(土)
 9日(日)。

−池袋近辺の店舗予選の開催日−

 カードショップオーガ 池袋店
 開催日時:6月10日   14:00

 イエローサブマリン 池袋ゲームショップ
 開催日時:7月1日   13:00

 イグニス池袋店
 開催日時:7月2日   13:00

ふむ、この辺から考えてお師匠様と日程を組みますかね。

◆予選形式。

ところで、正直GP3の予選形式はどうかと思っています。

一番多かった意見って言うのが2本制なのにも関わらず、
25分1本制を採用するって言うだけならば、
アンケートをとった意義はかなり薄いじゃあないですか。

店舗側の負担を軽減する為にって言うのは分かります。
けど、予選を開けるのは店舗だけではないですし、
2本制でやっても大丈夫な店舗もあるでしょう。

そう言う意味で、開催者によって1本制か2本制か選べる様にする、
って辺りがベターだったんじゃないかって思っています。

生存報告。

2006年5月16日
◆生きてますよ。

最近身辺に色々あった事と少々体調を崩していた事とで更新が止まってしまっていました。とりあえず生きてますよ〜。

最近D−0もMTGも全然やってないけどね・・・。

◆ソーシャル。

D−0SNS(http://atpne.jp/dimension0/normal.php?p=login_do_login)と言うモノを作ってるヒトがいました。

SNSって言うのは今流行のmixiみたいな感じで、人と人が繋がっていく様な感じのコミュニティサイトのコトです。TCGは人との繋がりが重要なゲームなので、面白い試みだと思います。ただ、もう少し登録人数が増えないと辛いかな?

Miyuも入ってはいるのですが、あっちオリジナルの日記とかはこれ以上日記とか増やすのは辛いのでカンベンして下さいな。

◆ではでは。

また近くちゃんと書きます。
◆チェーンじゃないよ。

実は遅延行為の有無に関しても、他のジャッジから聞いただけの情報しか持っていないので、Miyuには判断のしようがありません。ただ、仮に遅延行為が実際に行われていたとしたら、その遅延行為を行っているプレイヤーの対戦相手は即座にジャッジを呼ぶべきでしょう。もしかすると、対戦しているプレイヤーがジャッジを呼んでいるにもかかわらず、ジャッジがそれに気付いていないなどと言う事もあるかもしれません。なるべくそうはならない様にしたいとは思ってますけど、申し訳ないのですが・・・完全に無いコトであるとは言い切れないのです。もしもそうなった場合で、試合を観戦しているヒトが居た場合、その観戦者はジャッジを呼ぶコトに協力すべきであるとMiyuは考えます。何故ならば、フロアルールにはこうあるからです。



1.プレイヤー
すべての大会はにおける大会参加者は「プレイヤー」と呼ばれる。プレイヤーは大会主
催者、及びジャッジと協力し、公正かつ公平な大会運営に協力する義務がある。

1.観戦者、プレスの義務
観戦者やプレスは対戦の間、静かな状態を維持することを要求されており、そして、マ
ッチが進行している間は、いかなる方法であれプレイヤーとの意志の疎通をしてはならな
い。
ルール違反に気づいた観戦者やプレスは、ジャッジに通知するべきである。ただし、試
合進行を妨害してはいけない。
観戦者やプレスもプレイヤーと同様、DPA憲章に則り、敬意に満ちたスポーツマン精
神に則った行動を取ることが求められる。これに違反した観戦者やプレスに対し、大会主
催者、及びジャッジは会場より追放する権利を有する。
観戦者は、大会主催者、及びプレイヤーの許可無く、試合の記録(録画・録音を含む)
を取ってはならない。



遅延行為は明らかに不正行為です。そして不正行為と言うモノは公正かつ公平な大会運営の邪魔をしてまいます。プレイヤーには公正かつ公平な大会運営に協力する義務がありますし、観戦者もルール違反に気づいたならばジャッジに通知するべき、と言うのがMiyuが「観戦者もジャッジを呼ぶコトに協力すべき」と考える根拠です。

また、プレイヤー自身はジャッジを呼ぼうとはしないけれども、観戦者の方が「コレってもしかして遅延行為じゃないの!?」と思った場合は、手の空いているジャッジを呼びに行って下さい。

ちなみに確定した試合の結果は、例え後で不正行為が発覚したとしてもまず変わりません。試合の進行中でもある程度場が進んでしまっている場合には、巻き戻しと言う裁定が取られないのと同じです。ですから、もしも貴方が不正行為を発見したならば、急いでジャッジに伝えて下さい。

◆ジャッジはプレイヤー様のために居るのですよ。

全般的に思うのは、みんなジャッジ呼ばなすぎです。

「対戦相手は初めて会ったヒトなのに、それに対して疑ったりとかジャッジ呼んだりとかって失礼じゃないかなぁ・・・?」なんて思うヒトもいるかもしれませんが、グランプリと言う大会が大金のかかった大会である以上、対戦相手を100%信用できる根拠なんてのは無いんです。もしかしたら相手はサマ師かもしれません。もちろんそうじゃないかもしれませんけど。

そしてまた、清廉潔白なプレイヤーの方にもお願いです。相手がアナタを疑ってかかっても怒らないで下さい。それは当然のコトです。そして、疑い方が激しいと思ったら、自身のどこに疑われる要素があるのか考えてみてください。例えば、エネルギーを扇形に置いて手に持って使っているとか、手札を置く時にスマッシュと混ざりやすいような位置に置いてしまっているとか言うのを見たら、ちょっと怪しいなぁとか思われても仕方ないでしょう。

一応言っとくと、コレはギスギスしろ、って言ってるワケじゃないです。ただ、不正に対して可能な自衛をするコトと、紛らわしい行為をしないって言うコトは、公正かつ公平な大会運営に協力すると言うプレイヤーの義務の一つだと思うんですよ。

アナタがサマ師を見逃したお陰で、ヤツらはつけあがります。そして、アナタが紛らわしいコトをするコトによって本当のサマ師の発見が遅れてしまいます。

あと、不正行為云々ってハナシのみならず、ルール上分からないコトがあったりした場合は遠慮せずにジャッジを呼んで下さい。いわゆる「イカサマ」と言う意味でない、ルール上間違って進めてしまったゲームも、公正かつ公平なモノとは言いがたいですから。

それと、コレはお願いなんですけど、今回みたいな広くて天井の高い会場だと、ジャッジコールが聞こえても反響してしまってどこからだか分からないんですよ。なので、ジャッジを呼ぶ際には、挙手をしながら大声で「ジャッジー!!」と呼んで頂けると助かります。

ご協力の程お願い致します。
◆不正行為疑惑に関して。

Miyu自身は関係者へのインタヴュ等に参加したワケではないですし、TOP8卓の周囲が何か騒がしかったコトくらいしか見ていないので、この件に関する詳細は分かりません。しかし、ヘッドジャッジが「不正行為は無かった」と裁定した以上、不正行為は無かったと理解すべきです。ヘッドジャッジの裁定はそのトーナメントに於いて絶対であるコト・・・これはフロアルールにも明記されています。



4. ヘッド・ジャッジの義務
DPAの認定する公式大会では、トラブルの裁定、ルール説明、罰則の指示、およびそ
の他の公式決定を行うためにヘッド・ジャッジが必要である。ヘッド・ジャッジは、大会
主催者との合意のもとで、ヘッド・ジャッジの義務の遂行を助け、ヘッド・ジャッジが要
求する業務を行うための他のジャッジを何人でも指名することができる。
ヘッド・ジャッジは、トーナメントで出されたすべての警告および失格をDPAに直接、
あるいは大会主催者の大会結果報告を通じて報告する責務がある。
あらゆる大会において、ヘッド・ジャッジは最終裁定を下す権限を持つ。
またヘッド・ジャッジは、大会運営時にはすべてのジャッジ・プレイヤーの模範となるべ
く紳士的対応をしなければならない。



勿論、「不正行為は無かった」と理解した上で仮に後ろからサインを送られる様な不正行為があったとしたら、プレイヤーや観戦者はどう対処すべきなのか」と言う事を議論し合う事は有効だと思いますし、むしろそう言った議論は積極的にされるべきだと思います。しかし、ネット上のいくつかの掲示板に於いて「不正行為はあった」と言う前提で話をされている方が見受けられるのも事実です。

もう一度言います。ヘッドジャッジが「不正行為は無かった」と裁定した以上、不正行為は無かったのです。どんなに文句を言おうが、これはGP2本選と言う大会に於いては絶対的な事実なのです。

今からどんなに裁定にケチを付けてもその裁定は覆りません。しかし、「不正行為はあった」と言っている方もD−0の未来を思ってのコトなのでしょう。ならばお願いです。今回の裁定を踏まえて、プレイヤー・ジャッジ・DPAのそれぞれがどうすべきなのか、と言う事を考えてみて下さい。

今回幾つかの掲示板を見ていた所、ヘッドジャッジが無能であると言う書き込みをしている様な方も見受けられましたが、もしも「特定プレイヤーに対してひいきをする」であるとか「判断力に欠ける」であるとかと言った、ジャッジとして相応しくないと思われる人間がジャッジをしていると考えるならば、納得させられるだけの充分な証拠を揃えてDPAに提出すべきです。今後の大会をより公正なものとする為ですから、DPAは喜んでそのジャッジをクビにするでしょう。そして、その際は掲示板の書き込みではなく、DPAに直接メールをすべきであるとMiyuは考えます。D−0に関係した掲示板は確かにDPAの人間も読んでいると思いますが、掲示板での書き込みの重みと、メールや会話によって直接届けられる声と言うのは全然重みが違います。

文句や愚痴だけでは何も変わりませんし、変われません。我々ジャッジも、DPAもより公正なトーナメントの為に努力していますし、今後もよりいっそうの努力をし続けるつもりでいるのです。より公正なトーナメントを望むプレイヤー・観戦者の皆様にも協力して頂ければと考えています。

誘発型能力。

2006年4月18日
◆誘発イベント。

実はちょっとど忘れしてて、訊かれなかったコトにほっとしてたルーリングがありました。

「トロール流砲撃術」で「玩具商人ペンギン・ポー」を廃棄したら順番どうなるんだっけ?

FAQを見るとそのものの回答があります。



トロール流砲撃術(31)
玩具商人ペンギン・ポー(88)

    QA-73     
カードを廃棄するのはプレイした時ですか、それとも効果を解決する時ですか? このカードで「玩具商人ペンギン・ポー」を廃棄した場合、カードを1枚引くのとダメージを与えるのはどちらが先になりますか? (2005/11/26更新)     
プレイした時に廃棄されます。
「トロール流砲撃術」がスタックに乗る → 「玩具商人ペンギン・ポー」の能力がスタックに乗る → 「玩具商人・ポー」解決 → 「トロール流砲撃術」解決
の順で解決されます。



なるほど、こう言う順番で解決されるんですね。けど、これだけで納得していてはジャッジの名が廃ります。そこで、なんでこうなるのかって言うのを考えてみるコトにしましょう。

「玩具商人ペンギン・ポー」の能力が誘発型能力であるって言うコトは多分ほとんどのヒトが分かってるコトだと思います。じゃあ、誘発型能力って言うのはいつスタックに乗るのでしょう?

「条件が満たされた時・・・だから、この場合は墓地に置かれた時だよ。」と言うのは間違いです。

それじゃあ総合ルールを見てみましょう。



2. 誘発型能力が誘発した時には何も起こりません。誘発型能力が誘発し
た後、次に、どちらかのプレイヤーが優先権を獲得した時に、まず、すべ
てのルールエフェクトをチェックして解決した後、(新しいルールエフェ
クトの発生も誘発型能力の誘発もなくなるまで、ルールエフェクトのチェ
ックと解決、誘発型能力の誘発を繰り返した後)、誘発していた誘発型能
力がすべて自動的にスタックに乗せられます。その後、(新しいルールエ
フェクトの発生も誘発型能力の誘発もなくなるまで、ルールエフェクトの
チェックと解決から誘発型能力をスタックに乗せるまでの手順を繰り返
した後)、アクティブプレイヤーが優先権を獲得します。



そう、誘発型能力と言うのは誘発した時にはスタックに乗らないのです。ちなみに、誘発する条件(「誘発イベント」と呼ばれます)が整ったならば誘発しますけど、その時にはまだ誘発型能力は「誘発するだけ」なのです。この辺ちょっとややこしいんですけど、「誘発イベントが満たされると、次にどっちかのプレイヤーが優先権を得る時に誘発型能力がスタックに乗るコトが予約される」って感じで考えればいいんじゃないかって思います。

さて、それを踏まえて「トロール流砲撃術」で「玩具商人ペンギン・ポー」を廃棄してみましょう。ちなみにこの場合はAさんがアクティブプレイヤーです。

1.Aさんは優先権を獲得しました。
2.Aさんは「トロール流砲撃術」の使用を宣言します。
3.Aさんの「トロール流砲撃術」がスタックに乗ります。
4.Aさんは「トロール流砲撃術」の対象を決定します。
5.Aさんは「トロール流砲撃術」のコストとして、赤エネ1個を払い「玩具商人ペンギ
  ン・ポー」を廃棄します。
6.「玩具商人ペンギン・ポー」が墓地に行ったコトによって誘発イベントが発生します。
7.これでAさんの「トロール流砲撃術」がプレイされたコトになります。
8.ルールエフェクトのチェックを行います。
9.誘発型能力のチェックを行います。この時に「玩具商人ペンギン・ポー」の誘発型能
  力がスタックに乗ります。
10.アクティブプレイヤーであるAさんが再び優先権を獲得します。

(長くなるので敢えて引用はしませんが、詳しくは総合ルールの「第7章 スペルのプレイと起動型能力の起動」を見るのが良いかと思います。)

◆ルールエフェクト。

さて、上記の手順を見ると気付くコトがあるかと思います。
そう、ルールエフェクトも優先権の獲得が起ころうとする時にチェックされるのです。

言い換えると「カードや能力の解決中にはルールエフェクトはチェックされない」のです。
FAQに2つばかり良い例があったので引用してみます。



ミラクル・ギャルソン(26)
月夜の海の魔女(44)

    QA-504     
相手の手札が1枚の時に、このカードが4000のダメージを受けています。同じターン中に、相手が「月夜の海の魔女」の能力を起動して、「月夜の森の魔女」を手札に戻して、6エネルギーのユニットをスクエアに置きました。「月夜の海の魔女」の能力の途中で相手の手札が2枚になりますが、このカードは破壊されますか? (2006/02/25更新)     
いいえ、破壊されません。
パワー以上のダメージを受けたユニットが破壊されるのは、ルールエフェクトによるものです。ルールエフェクトのチェックは、いずれかのプレイヤーが優先権を獲得した時に行われます。スペルや能力の解決中には優先権は発生しません。
質問の例の場合、「月夜の海の魔女」の能力の解決中は優先権が発生しないためルールエフェクトはチェックされず、優先権が発生した時には手札は1枚であるため破壊されません。

クラウン・ナイト(72)
ゴールデンパーム・ナイト(63)
レッドアイ・ナイト(61)

    QA-543     
このカードが私のプランゾーンにあります。バトルゾーンのスクエアに、ダメージを500受けている私の「レッドアイ・ナイト」が置かれています。同じターンに私はプランゾーンを更新し、別のこのカードと同じカードがめくれました。この場合、スクエアにある「レッドアイ・ナイト」は500になり、破壊されるタイミングはありますか? (2006/02/25更新)     
いいえ、破壊されません。
パワー以上のダメージを受けたユニットが破壊されるのは、ルールエフェクトによるものです。ルールエフェクトのチェックは、いずれかのプレイヤーが優先権を獲得した時に行われます。スペルや能力の解決中には優先権は発生しません。
質問の例の場合、プランの更新という起動型能力の解決中には優先権は発生せず、ルールエフェクトがチェックされるタイミングはありません。従って、「レッドアイ・ナイト」は生き残ります。



補足するとすれば、「優先権を獲得した時」って過去形で書いてますけど、ルールエフェクトのチェックをしている時は、まだ獲得した優先権を行使できるタイミングではありません。だからもしかすると、「優先権を獲得する時」って感じに説明した方がしっくり来るかもしれませんね。
◆予選でした。

日曜日の予選はぐずついた天気の中、18人もの方に来て頂きました。本当にありがとうございます。初めてのヘッドジャッジと言う事もあり、反省点は多々ありますが、大きなトラブルも無く終えるコトが出来たのは皆様のご協力のお陰だと思っております。
知らずポカをしてしまっているかもしれませんが、もしも何かありましたらコメント等でお知らせ下さい。今後の参考にさせて頂きます。

◆主催やりたい。

予選のヘッドジャッジやって、主催にも興味が出てきました。今はちょっとばたばたしてますけど、落ち着いたら大会開いてみたいかな、って思ってます。

けど・・・問題はドコでやるかなんですよねぇ。東京はショップがいっぱいあるんで、個人主催の大会をやる必要があんまし無いんですよ。かと言って地方に遠征して大会を開くほどの余裕は無いですし・・・う〜ん、何か無いかなぁ?

◆また後で。

GP予選自体についての雑感は後ほどUPします。

今週末はGP予選。

2006年4月13日
◆いかにちゃんとやってないかが・・・。

実はMiyu、現在就職活動中です。志望する業界はエンジニアなんですけど、リクナビを見てたら検索絞込みの途中でブロッコリーが募集してるのを見つけたんですよ。

ブロッコリーは大卒しか取らないって聞いたコトがありまして、けどMiyuは専門学校生なんでエントリーとかは無理っぽいけど、やっぱり、イベントとかで社員さんと一緒になる機会が多い身としては気になるじゃないですか。そう思って見てみたんですよ。

そして気付く事実。

え!! ブロッコリーって専門卒採用してるの!?

けど、見てみたら募集期限終わってんの。うー、たまにはエンジニア以外の業界も見ろってコトですね・・・。

◆大会告知。

さて、今週末の日曜日にはエクテン&双頭巨人な「蕃茄杯」にボードゲーム等のフリープレイ会な「ぷち蕃茄」「D−0グランプリ予選」を併設して行います。「ぷち蕃茄」の方はボードゲーム「等」ですのでMTGやD−0等、TCGのフリープレイも大歓迎です。ただ、一応交流会な感じの雰囲気なので、身内だけで集まって黙々と遊んでるとかって言うのはおやめ下さい。

ちなみに、みらこーサンがMTGの方を見るから、Miyuが予選のヘッドジャッジなのです。至らないトコロも多々あるかと思いますけど、よろしくお願いします。



次回蕃茄杯 エクステンデッドと双頭巨人シールド戦の2本立てに、プチ蕃茄のおまけつき!

● 日時
    4月16日(日)

エクステンデッド    13:00〜13:55 受付    14:00 開始    (終了予定19:00)    
双頭巨人シールド    13:00〜13:55 受付    14:00 開始    (終了予定19:00)    
プチ蕃茄
(ボードゲームで遊ぶ会)    13:00〜21:00
随時受付    

● 場所
場所:要町第一区民集会室 和室 地図
        (東京都豊島区要町1-5-1)
        東京メトロ 有楽町線 要町駅
        徒歩5分

● 参加費
    エクステンデッド:500円
    双頭巨人シールド戦:3000円
    プチ蕃茄のみ:200円
※ 小中学生、女性、認定トーナメント初参加の方は200円引きです。

● 定員
    エクステンデッド:30名
    双頭巨人シールド:8チーム
    ※ 参加多数の場合は先着順になります。その際、割引対象者を優先入場とします。
    ※ 予約はいたしておりません。当日会場まで直接お越しください。


● フォーマット

エクステンデッド:    DCI認定ルールに従ってください。ギルドパクトが使用できます。    
双頭巨人シールド戦:    ラヴニカのブースターを4パック、ギルドパクトのブースターを3パック使用します。    

● 賞品
    人数に応じてパック適宜。ご了承を m(__;)m


注意事項
デッキ、筆記用具、(すでにお持ちの方は)DCI番号がわかるものを必ずご持参ください。
場内での飲食は可能です。他の参加者の迷惑にならないようお願いします。
会場にはごみを捨てる場所がありません。持ち込んだごみは必ずご自身でお持ち帰りください。
トレードはご自由にしていただいてかまいませんが、金銭の絡んだトレードは禁止とさせていただきます。
会場以外でのトレードやゲームなどは禁止です。
迷惑行為があった場合や、注意事項をお守りいただけない場合、イベントからご退場いただくことがあります。
ご不明の点は、下記連絡先までご連絡ください。

連絡先:東京マジックトーナメント機構 代表 進藤欣也(よしや)



(詳しくは→http://www005.upp.so-net.ne.jp/logicwolf/magic/bankahai/index.htmlをご参照ください)



グランプリ−2− 予選

日時:4月16日 13:00受付 13:30開始

会場:要町第一区民集会室 会議室(東京都豊島区要町1-5-1)

定員:24名
※ 参加者多数の場合和室に移動する場合もあります。

参加費:300円

フォーマット:
ディメンション・ゼロ 構築戦
 各プレイヤーは、構築済みのディメンション・ゼロのデッキとサイドボードをお持ちください。

トーナメント形式:2本マッチ制スイスドロー(ラウンド数は参加人数によります)
 1マッチ50分制限で2ゲームを行います。1ゲーム勝利につき3ポイント、引き分けのゲームは1ポイントで計算し、合計ポイント数で順位を決定します。タイブレイカーはオポネント%を採用します。

その他:
大会運営はDPAフロアルールに準拠します。
各プレイヤーは筆記用具をお持ちください。

主催者:進藤欣也(クラスC J00034)



◆札屋大峨。

D−0の公式には載ってましたけど、MTG系の方にはあまり知られてないニュースかと思って載せておきます。

池袋に新しくカードショップができるそうです。4月21日(金)オープン予定らしいです。ってか、D−0絡みの開店記念イベント、翌日ですか・・・プレリだぁっ!! ま、プレリも池袋なので、ついでにどんなお店だか見には行こうかな?

http://www.card-ogre.com/index2.html
◆複雑・・・。

http://diarynote.jp/d/57539/20060408.html

うーん、カリスマジャッジとか言われてしまいましたが・・・正直複雑な気分です。勿論、褒められて悪い気はしないのですが、Miyuだって大半の方と同じクラスCジャッジですし、正直ミスジャッジしたコトもありますし、ミスジャッジしそうになったコトとかに関しては実は結構ありますし。そう言った色々なコトを考えるとカリスマとかじゃ全然無くって、プレイヤーのヒトからすると頼りないジャッジだなあくらいに思われてるんじゃないですかね?

ただ確かにMiyuには他のジャッジの方と決定的に違うトコロがあります。それは近くにMiyuなんかより全然デキるジャッジである、お師匠様がいらっしゃるコトです。ルールに関する感覚が鋭い人間とディスカッションする機会が多ければ、その分ルールに関する理解は深まります。正直、彼無くしては理解出来てなかったルールって言うのは多々ありますし、そもそもジャッジ試験を受ける時もかなり色々なコトを教えて頂きました。

でも・・・それって逆に言うと、そのくらいしか差が無いんですよ。だからもしも、ジャッジ同士でディスカッションをしたりする場が出来れば、Miyuなんかがカリスマなんて言われたりするコトは無くなるんじゃないかと思います。

(そんな考えが実感としてあったから、http://diarynote.jp/d/54336/20060402.htmlなんて日記を書いたんですけどね。)

(ちなみに件の日記でちらりと書いた意見書ですけど、GP2が終わるのを待って出そうかな、とか考えてます。もしも行けるなら直接、行けないならお師匠様経由で、色々とジャッジの方々の意見を聞いてみたいので。)


◆協力しますよー。

ちなみに、このFAQ掲示板を作ろうって言うハナシに関しては、協力したいと思ってます。けど、運営側として「情報の正確性は完全には保障できないコト」と「公式性が無いコト」だけははっきりさせておいてもらいたいな、って思います。ジャッジとは言え間違ってしまうコトもあるでしょうし、逆転裁定が出されるコトもあります。そうである以上、完全に完璧なFAQなんて言うのはブロッコリー以外には不可能ですから。

ところで、

>>回答はジャッジのみ回答可

って言うのはどうやってそのヒトがジャッジであるコトを証明するのでしょう? いい方法があったら知りたいです。

とりあえず、カタチできたら教えてくださーい&何かあったら適当にコメント欄にでも書いといてくださいまし>とみー(しろたん)サマ。
◆わたぬき。

みんな騙されすぎ&怒りすぎだよ〜。年に一度のお祭りなんだから気楽に行こうよ〜。

って思うんですけど、ダメなんですかね?

とりあえず、毎年ながらアイレムは凄かったですね。
それと、個人的にはMTG.comのグロープリ(http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/globalprix06/welcome)が楽しかったです。アメリカンジョークは相変わらず分からないですけど、

http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/globalprix06/welcome#5
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/globalprix06/welcome#9
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/globalprix06/welcome#14
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/globalprix06/welcome#19

の辺りが分かりやすいんじゃないかなって感じはします。

◆くままくまく。

カードゲームフェスタに行って来ました。って言っても、寝坊したりご飯食べてたりで着いたのが15時くらいだったんで、遊んだのは「ビバ!!だらだらゲーム」(http://www.ima-e.co.jp/kokoro/daradara/)くらいなんですけどね。D−0はガンスリンガーの待ち人数すごいコトになってたし、そこそこ興味を持ってた「ドラえもん ドラベンチャー カードゲーム」(http://comi.jp/D8101.htm)とか「レンジャーズストライク」(http://www.carddas.com/rangers/)は初心者講習会が無かったしで、軽く各ブースを見たら出てしまいました。

ちなみに遊んで来た「ビバ!!だらだらゲーム」って言うのは、キャラクタとしてリラックマを用いたスタンドアローン型のカードゲームです。まぁ、ボドゲを出展してた会社があったくらいですし、このイベントの名前は「カードゲームフェスタ」なワケですから、別段そんなゲームがあっても問題はありません。

けど・・・やっぱり何か間違ってると思いました。だって、キャラクタとしてリラックマを起用してるってコトは、訴求層って基本的には女子なワケでしょう? 女子いた? まぁ多分何人かはMiyuの様にプロモカード目当てで(このゲーム、スタンドアローン型なのにプロモカードがあるんですよ!!)遊んでたりしたんでしょうけど、う〜ん・・・。

あと、もう一つ間違ってると思った点。アレってパーティゲームなんですよ。サシでやるモノじゃあありませんし、人数がある程度いた方が面白いモノだと思います。なんですけど、他のゲームが基本的にサシ勝負なワケなんですから、それを見込んで来てるTCGユーザにあんまり集団で居るヒトって居なかったんじゃないかなぁ、と。

ゲーム? ルール自体はかなり簡単で、結構運の要素が高いかな? まぁ、子供向けだから仕方ないのかな、と思いますけど・・・。

◆オタク戦争。

その後は書泉ブックマートに行って来ました。当然2Fです。う〜ん、ここ来るの下手すると5年ぶりくらいなんじゃないかなぁ〜、とか思いつつあんまり変わってないボドゲ売り場にほっと溜息です。

本棚の上の方に「ファンタズム・アドベンチャー」があったりとか、第三帝国が云々言ってる近くに何故かC.C.ガールズか何かの写真集があったりとかって言うカオスっぷりに笑いながら、同居人に付き合って輸入ボドゲを見てたら、「GEEK WARS」(http://www.goodman-games.com/8001preview.php)なんてカードゲームを見つけて思わず衝動買いしそうになりました。う〜、同居人の影響でか最近TRPGパロディが好きになってるのかなぁ〜?

(コレ2人用だしWeb上にお試しキット(http://www.goodman-games.com/downloads/GeekWarsDemoKit.pdf)もあるしちょっとお家でやってみよっかな?)
◆ちょっとマジメなおハナシ。

D−0の認定ジャッジになるためには筆記と面接と試験をクリアしなければなりません。しかし、逆に言えばただそれだけで良いんです。

これがMTGになるとハナシは違います。MTGのジャッジにはLVが1〜5まであるんですけど、最低レベルであるLV1を取得するために必要な能力と言うのは「GPT(グランプリトライアル)でヘッドジャッジができる」だけのモノなのです。

(ちなみにMTGのグランプリは「誰でも参加できる賞金トーナメント」です。だから、GPTって言うのは「グランプリ予選」ではなくって、「本選でシード選手としてスタートできる権利」を賭けた大会ってコトになります。)

じゃあどうやってそれだけの能力があるって証明するかなんですけど、それは筆記と面接の試験なのです。「おいおい、それじゃD−0と同じじゃないか。」と思うかもしれませんけど、D−0とは決定的に違うトコロがあるのです。ソレは、試験を受けるためには実績が認められなければならないってコト。だから、認定ジャッジになりたいって言うヒトはまず、既に認定ジャッジとして活躍してるヒトの下について実際のトーナメントをお手伝いしながら、お勉強をします。そして、LV3以上のジャッジに「コイツはLV1にしても大丈夫だ。」って言うお墨付きをもらって初めて、LV1になるための試験を受けるコトができるのです。

MTGからD−0に来たヒトにはD−0のジャッジを信用できないと思うヒトが多いみたいです。まぁ、上記の様な過程を経て認定されたMTGのジャッジを基準に考えるんじゃあ、それは仕方ないと思います。確かにD−0のジャッジの大半は、未経験でジャッジになってそのまま公式大会でフロアをやったり、或いは自身でトーナメントを開いたりしているんですから。

ただ、競技TCGを謳ってて、しかも発売後数ヶ月で賞金トーナメントを行おうと言うのがブロッコリーの商品戦略であった以上は、それは仕方ないコトだったと思います。グランプリにジャッジが居ないよりは、多少難があったとしても居た方が良いと言うのは、自明の理でしょうから。

勿論、現状に甘えていて良いワケがありません。認定ジャッジは最低でもプレイヤーの信頼に足る能力を持っているべき・・・いや、持っていなければならない、とMiyuは考えます。

けれども、一体どうやってその能力を身に付ければ良いのでしょうか?

実践の場を作るとしても、普通に考えて自身で開催できるトーナメントなんてものは月に1回くらいが良いトコロではないでしょうか? それはまぁ、勿論経験を積むには良い方法ではありますけれども、試行錯誤しながら独学で少しずつやって行くと言うのは、効率が悪いでしょう。

他のTCGのジャッジ出身者がやっている大会をお手伝いすると言うのはどうでしょう?
 とても良いアイディアだとは思うんですけど、D−0の認定ジャッジの大半は未経験からジャッジになった人間です。他のTCGのジャッジ出身者が全ジャッジに対してどれくらいの割合がいるのかってコトを考えると、あまり現実的とは言えないんじゃあないかって思います。しかもその大半は大都市圏に集中してますし・・・ってかそもそも、大会とかやってる他のTCGのジャッジ出身者ってどのくらいいるんですか?

グランプリにジャッジとして参加すればいい? 多分、一番現実的でしかも非常に良い経験が積める方法だと思います。でも・・・グランプリなんて年に何回もあるモノではないですし、例えば東北のジャッジが福岡の大会に行くとかって言うのは相当ツラいモノがあると思うんですよ。

そう言うコトを踏まえて・・・どうしたらいいんですかね?>ブロッコリー様。
◆実はちょっとだけ便利かも。

何か操作感が好きになれずに、ずっとブラウザのバージョンを上げてなかったんですけど、いい加減に辛いなぁと思って最新バージョンをインストールしました。

ちなみにMiyuのブラウザはOperaです。このOperaって言うブラウザはカスタマイズのしやすさがウリの一つだったりします。ちょうどバージョンアップさせていい機会だから、カスタマイズさせてやれ! と思って、色々と設定をいじってました。

結果・・・Operaの検索窓からWhisper Card Databaseと、D−0公式サイトのFAQが検索できるように!! うん、Opera Search.ini Editor(http://opera-info.xorg.pl/en/)は偉大です。

って、もうちょっとマトモなカスタマイズしようよ・・・。

◆まったりDM。

今日は同居人とちまちまやってるDMが余りにも面白いんで、コモンつめあわせを買い足してデッキを強化しようと池袋のイグニスへ行って来たのでした。そして、適当にいくつか選んだコモンの束を持ってレジに並んでいると、D−0関係で顔見知りになった店員さんが「なんでDM!?」って顔をしてます。

Miyu「いやぁ〜、同居人と家で遊んでたら面白くて〜。」
店員「それなら、コモンの束タダであげるけど持ってく?」

で、もらったのは店員さん曰く2000枚程度の産業廃棄物。確かに売り物になりそうなカードは全然入ってないっぽいです。けど、お家でお気楽に遊ぶ分にはこのくらいのカードプールがあれば充分って感じではありました。

多分、このゲームって強いデッキとかカードとかは物凄く強いと思うんですよ。けどMiyuはその真実をほとんど知りません(さすがにボルバルザークって名前くらいは知ってますけどね)。でも、それでいいと思うんですよ。あえて情報を集めないコトで、初めて見るカードに一喜一憂できる。デッキの組み方とかも一から自分で考えてやって、何アドバンテージを何アドバンテージに変換して行くのが一番強いのか、仮説を立てながら少しずつデッキを改良して行ける。

今はネットが発達してるから、カードリストは発売直後や、下手すると発売前にさえ分かってしまいます。デッキもしかり。どこかの大きい大会で上位に入ったデッキのレシピなんてのは、ちょっと検索すればいくらでも出て来ます。余程環境を読み切れて、デッキの構築が上手くて、プレイングの腕も無いと、俺デッキで勝とうなんてのは夢のまた夢です。

そう言うコトは否定はしません。けど・・・年寄りの戯言なのかもしれませんけど、あえて情報に触れないコトで、楽しめるコトってのもあると思うんです。数学の教科書を見れば数式なんていくらでも載ってます。数学者なんてのは歴史上何人もいたから、大概の公理なんてのは発見され尽くされてるでしょう。けど、自分で数式を色々いじくって何かを発見した時とか、予想した通りの結果に答えが出た時とかの嬉しさとか達成感って言うのは、誰かが既にその道を掘り進めていたとしても無関係でしょう?

そんなコトを思いながら、今夜もまたわくわくしながらデッキを考えてるMiyuが居るのでした。

◆トコロ変われば。

池袋をぶらぶらしてたら乙女ロードの辺りを通りかかったので、リラックマグッズ目当てに何軒かのお店を見てました。Miyuはリラックマが好きなので、TCGのサプライにもリラックマグッズを使ってたりします。そこで最近は、リラックマのデッキケースになりそうな小物入れとか無いかなぁ、って色々なトコロを探してるんですけど、なかなかいいのがみつからないのです。

まぁ、そんな感じで入ったお店ではTCGのシングルも売られてました。ただし、そこは女性向けのお店。あるのは「テニスの王子様」だったり「BLEACH」だったりって言ったキャラゲーが中心です。カルチャーショックだったのは、明らかにその売り方がトレカだったコト。う〜ん、確かにあんまし女性はTCGをゲームとして遊ばないですし、そう考えるとキャラ人気の高いゲームのカードならコレクションとして飾ったりって言うのがいいトコロなんでしょうね。

同じTCGのカードでも場所が違うと商材としての見られ方も違うんだなぁ〜。

◆遊戯王にも手を出してみたり。

「TCGで飯を食ってる者の端くれとしては、遊戯王のシステム程度は知っといた方がいいんだろうなぁ。」

と同居人が繰り返し繰り返し言ってたので、構築済みを二つ買って遊んでみました。

とりあえず、ルールブックが読みづらいのだけは何とかして欲しいです。関連する事項を調べるのに全然違うページをめくるのはメンドウです。ゲームブックとかツクダ版N◎VAとかじゃないんだから!!

あとは、テキストを読んだだけだとはっきりしないのカードがいくつかあったのがちょっと辛かったですね。覚えちゃえばいいんでしょうけど、初心者が遊ぶにあたって障害になりそう・・・。

例えば・・・

「自分の墓地から通常モンスター2体を選択し手札に加える。」
通常モンスターが1体しか落ちてなかったら使えない・・・んだよね?

「手札を1枚捨てる。自分の墓地に存在するモンスターカード1枚を手札に加える。」
手札を1枚捨てるのはコスト? 効果? コストなら手札が無い時には使えないし、効果なら手札をダンプして使えばお得ですよね。コレってルール上のテキストとして「こう書いてある時はこうだ」って言うのをルールブックに明記するか、そうでなければ前者の場合、「ただし手札を捨てられない場合には使用する事ができない」とかって言葉を付け加えればいいだけのハナシだろうし、後者でも「手札が捨てられなくても使用する事ができる」って書き方をすればいいだけのハナシなんじゃないのかなぁ・・・。

とかまぁ、そんな感じで表記の面では色々と文句は言いたくもなりましたけど、必死こいてルールブックを解読して遊んでみたら予想以上に面白かったです。ただ、何て言うか・・・読み合いとかのゲーム性はそんなに高くなくて、どっちかって言うとノリゲーですね。NACサンの日記(http://homepage3.nifty.com/teisyokuya/nikki/diary03-06-18.htm)で言われてたハナシは全面的に納得です。ルールを覚えて、童心に返りながらとかお酒飲みながらとかやるのがMiyuにはちょうどいいかも。う〜ん、今手に入る構築済み全種類くらいなら買って家に置いといてもいいかな? って感じです。

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