ユース東京予選。
2006年3月22日◆おかしいな・・・。
ユースの東京予選ては相変わらずジャッジをやってました。予想に反して中学生の方が高校生よりも多かったので、最初は遊撃部隊のハズだったんですけどいつの間にか中学生の部を見てるコトになってました。と言うワケでこのレポは中学生の部中心でお送りします。
◆女性プレイヤーがいました。
個人的に一番衝撃だったのは女性プレイヤーがいたコトです。いや、良いコトなんですけどTCGの女性プレイヤーって「彼氏がやってるから」とか「友達がやってるから」って言うヒトが多くて(事実Miyuも元々はそんな感じでしたし)一人で大会に来てるヒトって言うのは少ないんですけど、見てた感じ一人っぽかったのでちょっとビックリしてしまったのでした。けど、良く考えてみればこのくらいの世代のコだと、周囲に自然にデュエルマスターズとか遊戯王とかがあったワケだから、Miyuが小学生の頃にファミコンにハマってたくらいには女の子がTCGにハマってもおかしくないんですよね。
しかし・・・このくらいの年頃だと女の子の方がしっかりしてるんですかね。周囲からすると物凄く大人びた感じのコで、最初高校生だと思ってしまいましたよ・・・。
◆齟齬が生まれる。
残念なコトですけど、全般的にマナー面で少々難がある気がしました。
第一には、宣言をしっかりせずに自分のペースでプレイをしてしまうヒトが多かったコト。酷いのになるとエネルギーを一気に払ってカードをプレイしたり移動を全てまとめてやってしまい、スマッシュのためのフリーズまで終わらせてしまってから相手の反応を窺ってるヒトなんかもいました。
ユース予選ではヘッドジャッジの裁量によって、割とペナルティは甘めに設定して出しています(多分ユース予選は教育的な大会でもあると言う判断だったのでしょう)。なので、今回は口頭で注意したりする程度でペナルティは出さなかったのですが、今後あるGPやGP予選で上記のようなコトをやったら、何らかのペナルティが出される可能性は高いと思います。
D−0は相手の行動に割り込んで何かをするってコトが可能なゲームです。なので、宣言が重要になります。どれだけ重要かと言うと、プロプレイヤー憲章にも宣言についての項目があるくらいです。だから、こちらが何か行動をする度に相手に何かするか訊いたり、そこまで丁寧じゃなくても、行動をする度に相手が割り込める程度の余裕を空けて次の行動に移ったりする必要はあるでしょう。
また、今は何フェイズなのか、メインフェイズならばバトル中なのか、スタックには何が積まれているか、って言うコトは適宜相手と認識を共有していく必要があります。コレ、ちゃんと確認しないでプレイしてると、いつか対戦相手と揉めます。今回も、対戦相手がスマッシュを落とさないと判断したプレイヤーが次のターンのドローステップまでフェイズを進めてしまったのだけど、対戦相手はまだスマッシュフェイズ中でスマッシュするユニットの指定前だと思っていた、ってケースを見ました。
◆疑わしきは罰する。
また、エネルギーがリリースなのかフリーズしてるのかが分かりづらいヒトも多かったです。フリーズの際にほとんど角度を変えていないヒトがいたり、中にはフリーズ中のエネルギーを手で弄んでるヒトなんかもいました。
そう言うヒトに聞きたいのですけど、アナタは不正をしたいんですか? そうじゃないならば疑われるようなコトはやめましょう。それでもやめないならば、何らかのペナルティが出てもおかしくありません。冤罪? 李下に冠を正さずです。
アナタがいなければ、ジャッジは本物のイカサマ野郎だけに注意を払えば済むのに、アナタがいるせいでアナタに注意を払う必要が出てしまった。そのせいで本物のイカサマ野郎がどこかでイカサマをしてるかもしれないじゃないですか?
不正をしてないアナタがエネルギーの置き方を注意されて得たペナルティは、そう言った理由で発行されるのです。法律で言えば公務執行妨害みたいなモノですかね?
◆カンニングにも使われてたし。
対戦中にヘッドフォンを耳に入れてたり、携帯電話でメールや通話をしたりと言った行為をしていたプレイヤーが何人か見られました。フロアルールにはこうあります。
電子機器を使用しての不正行為や遅延行為は割と簡単に行えてしまうため、ブロッコリー主催の大会では滅多なコトが無い限り対戦中に電子機器を使用するコトは認められないでしょう。
なのでコレも不正を疑われたくなければ行うべきではないです。どうしても電話に出なければならないと言った場合はジャッジに相談してください。理由によっては延長時間なんかで対応される可能性もあるかもしれません。
◆いいセンスなんだけど。
フロアルールにはこうあります。
透明スリーブにD−0のカードを入れて、それの裏面に何らかの同一種類のカードをはさむような行為(いわゆる「裏スリーブ」)は禁止されてます。よく自分の好きなカードを使ってそう言った行為を行うヒトがいますが、今回、「あそびかた」の紙を使ってそれを行っていたヒトがいました。個人的にはそう言うセンスは好きですし大事にしたいんですけど、大会は競技ですから不正の温床になりかねない行為は禁止する必要があるんです。
ちなみにダメな理由は裏から見分けのついてしまう可能性が多々あるからです。不透明スリーブでさえ見分けがついてしまったらダメなのですから、それよりももっと可能性が高い「裏スリーブ」は当然ダメなのです。全てのカードに対して同じ大きさ・印刷・汚れの「あそびかた」の紙を同じ位置に入れられて、しかもそれが動かないと言う根拠が得られるならばDPAも考えるかもしれませんが、多分そんなコトはできないでしょう。
◆泥棒には気をつけよう。
コレはルールとは関係無いハナシなんですけど、大会に出るにあたっての心構えみたいな感じのモノです。
見てると結構荷物を置いてどこかに行くヒトが多いです。けど、もしもそれが盗まれてしまったらどうするつもりなんでしょう? 置き引きなんてそうそう遭わないと思っててもいるトコロにはいます。TCGの大会の多くは入場に制限を設けていませんので、悪意のあるヒトが入ってきやすい環境なのです。
ちなみにMiyuの知人にMTGの大会でハンドバッグを盗まれたヒトがいます。その中には財布やら家の鍵やらが入ってました。財布には免許証も入っていたので、当然住所は丸分かり・・・堂々と不法侵入ができるセット一式を盗まれてしまったようなモノです。こうなると帰りの電車賃がどうした、とか家のヒト帰ってくるまでどこにいよう、とか言っただけの簡単な問題ではなくなってしまいます。
また、気をつけるべきは財布やバッグのみではありません。わざわざTCGの大会でモノを盗もうなんてヒトは、カードの価値を知ってるヒトに違いないでしょう。そしてカードはショップに行けば簡単に下取りしてもらえると言う非常に換金性の高いモノですから、高額カード山盛りのトーナメントデッキなんてのは、奴らにとってはお金の素でしかないのです。
と言うワケで、置き引きには気をつけましょう。対策としては常時荷物は手放さないコトにつきます。また、対戦中には集中していて周囲のコトに気がつかなかったりするので、椅子の下なんかに荷物を置いておくのがいいでしょう。
ユースの東京予選ては相変わらずジャッジをやってました。予想に反して中学生の方が高校生よりも多かったので、最初は遊撃部隊のハズだったんですけどいつの間にか中学生の部を見てるコトになってました。と言うワケでこのレポは中学生の部中心でお送りします。
◆女性プレイヤーがいました。
個人的に一番衝撃だったのは女性プレイヤーがいたコトです。いや、良いコトなんですけどTCGの女性プレイヤーって「彼氏がやってるから」とか「友達がやってるから」って言うヒトが多くて(事実Miyuも元々はそんな感じでしたし)一人で大会に来てるヒトって言うのは少ないんですけど、見てた感じ一人っぽかったのでちょっとビックリしてしまったのでした。けど、良く考えてみればこのくらいの世代のコだと、周囲に自然にデュエルマスターズとか遊戯王とかがあったワケだから、Miyuが小学生の頃にファミコンにハマってたくらいには女の子がTCGにハマってもおかしくないんですよね。
しかし・・・このくらいの年頃だと女の子の方がしっかりしてるんですかね。周囲からすると物凄く大人びた感じのコで、最初高校生だと思ってしまいましたよ・・・。
◆齟齬が生まれる。
残念なコトですけど、全般的にマナー面で少々難がある気がしました。
第一には、宣言をしっかりせずに自分のペースでプレイをしてしまうヒトが多かったコト。酷いのになるとエネルギーを一気に払ってカードをプレイしたり移動を全てまとめてやってしまい、スマッシュのためのフリーズまで終わらせてしまってから相手の反応を窺ってるヒトなんかもいました。
ユース予選ではヘッドジャッジの裁量によって、割とペナルティは甘めに設定して出しています(多分ユース予選は教育的な大会でもあると言う判断だったのでしょう)。なので、今回は口頭で注意したりする程度でペナルティは出さなかったのですが、今後あるGPやGP予選で上記のようなコトをやったら、何らかのペナルティが出される可能性は高いと思います。
D−0は相手の行動に割り込んで何かをするってコトが可能なゲームです。なので、宣言が重要になります。どれだけ重要かと言うと、プロプレイヤー憲章にも宣言についての項目があるくらいです。だから、こちらが何か行動をする度に相手に何かするか訊いたり、そこまで丁寧じゃなくても、行動をする度に相手が割り込める程度の余裕を空けて次の行動に移ったりする必要はあるでしょう。
また、今は何フェイズなのか、メインフェイズならばバトル中なのか、スタックには何が積まれているか、って言うコトは適宜相手と認識を共有していく必要があります。コレ、ちゃんと確認しないでプレイしてると、いつか対戦相手と揉めます。今回も、対戦相手がスマッシュを落とさないと判断したプレイヤーが次のターンのドローステップまでフェイズを進めてしまったのだけど、対戦相手はまだスマッシュフェイズ中でスマッシュするユニットの指定前だと思っていた、ってケースを見ました。
◆疑わしきは罰する。
また、エネルギーがリリースなのかフリーズしてるのかが分かりづらいヒトも多かったです。フリーズの際にほとんど角度を変えていないヒトがいたり、中にはフリーズ中のエネルギーを手で弄んでるヒトなんかもいました。
そう言うヒトに聞きたいのですけど、アナタは不正をしたいんですか? そうじゃないならば疑われるようなコトはやめましょう。それでもやめないならば、何らかのペナルティが出てもおかしくありません。冤罪? 李下に冠を正さずです。
アナタがいなければ、ジャッジは本物のイカサマ野郎だけに注意を払えば済むのに、アナタがいるせいでアナタに注意を払う必要が出てしまった。そのせいで本物のイカサマ野郎がどこかでイカサマをしてるかもしれないじゃないですか?
不正をしてないアナタがエネルギーの置き方を注意されて得たペナルティは、そう言った理由で発行されるのです。法律で言えば公務執行妨害みたいなモノですかね?
◆カンニングにも使われてたし。
対戦中にヘッドフォンを耳に入れてたり、携帯電話でメールや通話をしたりと言った行為をしていたプレイヤーが何人か見られました。フロアルールにはこうあります。
9. 電子機器の使用制限
適応される罰則:さまざま
大会中、ヘッド・ジャッジもしくは大会主催者は、プレイヤー及び観戦者に電子機器(携
帯電話、ヘッドホン、ポケットベル、ポータブルオーディオユニットなど)の電源を切る
ことを求めることができる。
ジャッジは、電源の入った電子機器を持ち、進行を妨げるような行為、不正行為とみな
される行為を犯したプレイヤーに対し、それぞれの罰則を与えることができる。
電子機器を使用しての不正行為や遅延行為は割と簡単に行えてしまうため、ブロッコリー主催の大会では滅多なコトが無い限り対戦中に電子機器を使用するコトは認められないでしょう。
なのでコレも不正を疑われたくなければ行うべきではないです。どうしても電話に出なければならないと言った場合はジャッジに相談してください。理由によっては延長時間なんかで対応される可能性もあるかもしれません。
◆いいセンスなんだけど。
フロアルールにはこうあります。
【例2】デッキに入るカードは全て裏から見て区別のつかない状態でなけ
ればなりません。箔押しや磨耗などによって裏から見て他と判別の付くカ
ードは、裏から見分けの付かない不透明のスリーブに入れて使用して下さ
い。
透明スリーブにD−0のカードを入れて、それの裏面に何らかの同一種類のカードをはさむような行為(いわゆる「裏スリーブ」)は禁止されてます。よく自分の好きなカードを使ってそう言った行為を行うヒトがいますが、今回、「あそびかた」の紙を使ってそれを行っていたヒトがいました。個人的にはそう言うセンスは好きですし大事にしたいんですけど、大会は競技ですから不正の温床になりかねない行為は禁止する必要があるんです。
ちなみにダメな理由は裏から見分けのついてしまう可能性が多々あるからです。不透明スリーブでさえ見分けがついてしまったらダメなのですから、それよりももっと可能性が高い「裏スリーブ」は当然ダメなのです。全てのカードに対して同じ大きさ・印刷・汚れの「あそびかた」の紙を同じ位置に入れられて、しかもそれが動かないと言う根拠が得られるならばDPAも考えるかもしれませんが、多分そんなコトはできないでしょう。
◆泥棒には気をつけよう。
コレはルールとは関係無いハナシなんですけど、大会に出るにあたっての心構えみたいな感じのモノです。
見てると結構荷物を置いてどこかに行くヒトが多いです。けど、もしもそれが盗まれてしまったらどうするつもりなんでしょう? 置き引きなんてそうそう遭わないと思っててもいるトコロにはいます。TCGの大会の多くは入場に制限を設けていませんので、悪意のあるヒトが入ってきやすい環境なのです。
ちなみにMiyuの知人にMTGの大会でハンドバッグを盗まれたヒトがいます。その中には財布やら家の鍵やらが入ってました。財布には免許証も入っていたので、当然住所は丸分かり・・・堂々と不法侵入ができるセット一式を盗まれてしまったようなモノです。こうなると帰りの電車賃がどうした、とか家のヒト帰ってくるまでどこにいよう、とか言っただけの簡単な問題ではなくなってしまいます。
また、気をつけるべきは財布やバッグのみではありません。わざわざTCGの大会でモノを盗もうなんてヒトは、カードの価値を知ってるヒトに違いないでしょう。そしてカードはショップに行けば簡単に下取りしてもらえると言う非常に換金性の高いモノですから、高額カード山盛りのトーナメントデッキなんてのは、奴らにとってはお金の素でしかないのです。
と言うワケで、置き引きには気をつけましょう。対策としては常時荷物は手放さないコトにつきます。また、対戦中には集中していて周囲のコトに気がつかなかったりするので、椅子の下なんかに荷物を置いておくのがいいでしょう。
コメント